月に1冊以上本を読もう2023:4月は自分を労わりながらやっていこう

2023年4月の読書イラスト

ヘトヘトな日々の読書タイム

去年は本を月に1冊も読んでいないという事実に気づき
「せめて1ヶ月に1冊以上は読みたい!」
と、自分のモチベーションを保つために始めた、2023年の読書記録。4月のまとめです。

今年の4月は家族の環境の変化で、常にバタバタと落ち着かずでした。
そんななか、1日最後にひとりでゆっくり読書しながらのお風呂タイムは「ふうううう〜〜〜」と一息つける貴重な時間。

自分のことを考える時間もなかなか取れないけど、時間が経てば少しずつ、今のペースに慣れていけるかな。

1冊目:おつかれ、今日の私。

1冊目はジェーン・スーさん「おつかれ、今日の私。(マガジンハウス) 」

おつかれ、今日の私。:表紙

ジェーン・スーさんのお名前を聞いたことがありつつも、著書を読んだのは、こちらが初めて。

「エッセイ」とのことですが、私は短編小説を読んでいるような印象を持ちつつ読み進めました。
40代のワーキングウーマン(独身)が一人称で登場、その彼女の周りに、それぞれ立場や状況の異なる女性たちがいて、その姿も描かれている、といったような。雰囲気としてはオムニバスドラマ。

仕事に懸命で、周囲に気を遣いながら働く彼女たちは家に帰ればヘトヘト…
そんなときに誰かがこんな風に声をかけてくれたら、心がふっと軽くなるんじゃないか、少しでも安心して眠れるんじゃないかと感じられるような物語(エッセイだけど)が詰まっています。

明日からまた頑張ろう!と思えるご自愛メソッドのアイデアも沢山。

ただ、語り口のせいか、都会のおしゃれな描写のためか、受け取る印象がTVドラマのようで
地方住み&子育て中の私には、ちょっと眩く、ガラスを隔てた向こう側のように感じてしまいました。
もちろん、都市部にお住まいのワーキングウーマンの方なら共感できる部分が多いかと思います。

2冊目:一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法

2冊目はあきやあさみさん「一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法 (幻冬舎) 」です。

一年3セットの服で生きる:表紙

40代も後半に入ってきた私ですが、おそらく加齢に伴う体型や肌質・髪質の変化により、ここ数年は特に「今まで着ていた服が何だかしっくりこない!」という現象が起こっています。

それならば手持ちの服も生かしつつ、新しい服を買おうと思ったときに
「だけど『自分がいいなと思った服・単純に自分に似合う服』を手に入れれば済むのか?」と疑問に感じた訳なんです。

そんなときに読んだのがこちらの本。
タイトルからはミニマリストっぽさもあるのですが、沢山服を持つことよりも、自分の内面をしっかり表現できる「自分らしさ」を追求したファッションを、少数精鋭の3セットで楽しもう!という内容でした。

具体的なファッションのノウハウというより、なりたい自分になるためのヒントを教えてくれる1冊で、タイミングよく今の私が知りたいことを知ることができた!と思えました。

まずは、なりたい自分のコンセプトを固めること、それからしっかり試着することが大事だよね、とあらためて気付かされます。

今月のまとめ

4月に読んだ2冊は、女性ならではの社会との付き合い方について書かれているように思います。

周りと戦う!という方法ではなく、周囲と協調して上手くやっていくために、ドウドウ…と自分を落ち着かせるための時間が必要だったり
はたまた、ファッションという外見からコミュニケーション方法を変えていく、という方法を取ったり。

外へのベクトルではなく、内へ向かっていく感じ。
自分の敵も、味方も自分の中にいるような。

なかなか自分の時間が取れない4月でしたが、読書タイムで心を回復させていたようです。