9月に絵本の個展を開催予定です

あなたも誰かの「在りたい姿」かもしれない

電柱と月

誰でもネットに接続して、気軽に世界に発信することができる今
気が遠くなるような数のブログのなかから、このブログにたどり着いて
この記事を読んでくださっている方がいること。

本当にありがたく、希有なことだなあと思います。

そして、私みたいな「小さな存在」でも
こうしてブログという形で発信している理由が、やはりあります。

この前、フェイスブックにこんな投稿をしました。

「この人のことを知る人が増えたら
世界が豊かに、さらに面白くなるかも」

そう言うと、ちょっと大げさかもしれないけど
そんな人の応援ができることは
自分のなかで、すごく満足度が高くて。

今いるゾーンで心底満足
今はこれから先のことは考えられない
という人には、勧めないけど

もうちょっと、もう一歩先へ進んでみたい
自分を必要としている人に、自分の力を届けたい
と思ってる人には
「世界へ向けて発信」して欲しい!

もったいないんだよ〜

Facebookだけ、インスタだけだと
どんどん流れてっちゃうし、
過去の投稿を系統立てて読み直すことは困難。
どんなにいいこと書いても広がりにくい。

SNSに投稿できる程度の文字量でいいから
ブログ書いて欲しい。

この人、頻繁にめっちゃいい投稿してるのに
ブログやってないとは残念…
と、何度思ったことか。

気負わず、はじめてみて欲しい。

私自身、今の自分があるのは
昔、ブログを淡々と書き続けていた方々のおかげ。
自分の周りでは、当時の悩みのヒントが見つけられないなか

「こういう人がいるんだ!」

という人をネットで見つけたときは
本当にありがたかった。

まあ当時はSNSがmixi位の時代だったから
割とみんなブログ書いてたんだけど
最近はSNSで満足しちゃってるのか
ブログ書く人が少ないですね。

昔の私みたいな、まだ見ぬ人に向けて
発信したらいいのにっていう人がいっぱいいる。

あなたの発信で、助かる人がきっといる。

電柱と月

そう、私が私を助けてくれた
そのブログに出会ったのは
娘を妊娠中の頃。

当時、何となく近所だし、何となく周りの評判がいいからと
通い始めていた産婦人科で出産を迎えることに
何となくの違和感がありました。

有給取って、気持ち悪い体を抱えて2時間前後、診察室で待ち続けた果てにやっと診察室に入り
「つわりがひどく、ほとんどの時間帯で吐き気がする。食べても吐いてしまうような毎日で…」と、お医者さんに訴えても

「死なないんでね。適当に食べて生き延びてください」

と、素っ気なくあしらわれ、ものの5分程度で診察は終了。
帰り際、待合室にいっぱいの妊婦さんを見渡して
自分は人間じゃなくて、モノのようだ。
ベルトコンベアーに乗ったモノのように並んで、運ばれて、出産するのだ。

そんな気がして、とてもいたたまれない気持ちになりました。

そりゃそうです。
それだけ沢山の妊婦さんがいて
つわりなんてものより、よっぽど大変な状況の人もいるのに
たかがつわりなんかにお医者さんも構ってられません。

妊婦さんの数に対して、分娩できる施設の数が少ないから
早い段階で分娩の予約をしておかなければ、出産もできないような状況。
ひとりひとりの心に寄り添う、なんてところまで手が回るはずもなく。

それでも私は、初めての妊娠で。
こんなにつわりが苦しいなんて知らなくて、
それまでほとんど休んだことのない会社を、頻繁に休んでいました。
そしていつ終わりが来るかも分からない苦しさと、この先体調がどうなるか分からない不安で、心身ともにボロボロでした。

妊娠って、出産って、こんなものなんだ。

自分にそう言い聞かせても、やはり納得することはできず、かといって、この違和感をざっくばらんに話せるような人は、当時周りにはいませんでした。

そして私は、図書館へ行き、出産の本を色々と手にとり読みました。
産婦人科以外の出産施設、助産院という存在があることを知り、
近くに助産院がないか、ネットで探しました。

窓際のフローライト

助産院の情報は、当時ネットでは数少なく
やっと見つけたのは、隣の市(今、住んでいるところ)にある助産院さんで出産した女性のブログ。

そこに綴られていたのは、あったかい親戚の家で過ごしているような妊婦さんの姿。
助産師さんが、時間をかけて丁寧に妊婦さんと向き合っている様子。
自宅のような雰囲気の助産院で、家族に見守られながら出産していると知って

「あ、私もこんな風に妊娠・出産をしたい」

やっと、心からそう思える姿に、ネットを通して出会えました。

その後、私はその助産院さんに通うことを決めたのですが
私の人生を通して、ターニングポイントがあったとしたら
やっぱりこの「自分で出産する場所を決める」ということでした。

山梨県山間の光

もちろん、産婦人科で産むことがベスト、という人もいると思いますし
「赤ちゃんが無事に産まれてくれるだけでいいんだから、
 出産する場所や方法をどうこうしたいなんて贅沢な話だ」
という人もいるかと思います。

私も結局、妊娠後期に色々あって、助産院さんで産むことは叶いませんでした。
無事、娘を産むことを助けてくださった総合病院の方々にも感謝しています。

それでもやっぱり、あのとき「自分で決めた」から、何も後悔はしていません。

日々の生活に違和感を感じているとき
何かを決断するとき、選択を迷っているとき
自分と同じ価値観の人が周りにいてくれれば、それはそれでいいのですが
あたらしい世界に踏み出したいとき程
自分の在りたい姿が近くにあることは、まれなんじゃないでしょうか。

そんなとき、ネットで「自分の在りたい姿」がいてくれたら
それだけでも、心強く

たとえ自分の選びたい道を、周りの誰も選んでなかったとしても
少しの勇気を持って、踏み出すことができるような気がします。

私も誰かの「在りたい姿」かもしれない。
あなたも誰かの「在りたい姿」かもしれない。

そう思うと、私は
例え自分が「小さい存在」だとしても、こうして発信する価値は充分にあると思っています。

そして、あなたの存在も、発信することが誰かの勇気になる。
だからもし、あなたが自分の価値を信じるなら
ひるまず世界に向けて発信して欲しい。

私はそういう人を応援することが、好きなのです。