9月に絵本の個展を開催予定です

私が緑のある環境で「おうちで仕事」を選んだ理由

田舎の夕焼け

私がおうちで仕事をするのを選んだ理由はいくつかありますが、なかでも、たまたま「グラフィックデザイナー」という職業だったということが大きいと思います。

スキルはパソコン教室▶会社員時代+独学で培ってきたもの。
初期設備としては、パソコンとプリンター、デザインソフト。
あとはネットと繋がれば、仕事ができます。

お客様からの原稿やデータも、FAXや郵送、手渡しだった昔と違って、メールで気軽に受け取ることができますし
遠方のお客様との打ち合わせは、Skypeやzoomといった、オンライン上で行えます。

小さな子どもはいつ病気になるか分かりません。
娘が保育園に通い始めた1,2年は、それこそ一カ月に一度は病気になり、その都度一週間前後休むことになりました。
しかも私まで病気がうつったら、更に休むことに…

そんな状況で会社に勤めるのは、かなりの努力や気遣いが必要だと感じていたので
多少の苦労はあっても、自分でリカバーできて、誰にも迷惑をかけずに済むのであれば、そっちの方が気がラクでした。

仕事場の机の上

さすがに娘が小学校に上がる頃には、そうそう病気で休むことがなくなったので、本当にホッとしています。
急にスケジュールが狂うのって、メチャクチャ胃に悪い…

私は仕事も好きだけど、娘と一緒にいる時間も大事で。

ベッタリ側にいて遊ぶ!
っていうのは苦手なんですが、お互いつかず離れず側にいる/見守れるという位が心地よくて。

子どもが小1で、学童に行くかどうか問題のときも、家で仕事をしているから、まあいっかって思って。
娘は学童には通わず、家に帰って宿題などをしています。

娘の宿題

今は娘の部屋に机があるのですが、一年生のときは、仕事場の私の隣で宿題してました。
宿題をみたり、次の日の準備を一緒にしたり、娘も私も慣れないことが多く、帰ってくるとあんまり集中はできなかったです笑

それでも二年生になると、娘は自分ひとりでできることが増えて、私は去年より仕事がスムーズにできるようになりました。

きっと、これからは親として手伝えることの種類が変わってくるんでしょう。

月と竹やぶ

どうしてこんなライフスタイルを選んだのか
それを遡ると、やっぱり私自身の子ども時代を思い返すことになります。

夜遅くまで働くシングルの母。
専業主婦で家にいる祖母。

私はそのどちらも「母親」だと捉えていて〈仕事バリバリ+家事も手を抜かない〉なんて到底無理だと分かっているのに、二人の母を肯定したいが為に、がんばりすぎてボロボロになった時期もあります。
(今は、夫に全面的に頼りまくって、ゆるく生活してます)

学校から帰ると、おばあちゃんがおやつを用意して家にいてくれて。
お母さんは自分の仕事+仕事の勉強を長い時間がんばっていて、なかなか話すような時間もないけど。

それでも、幸せだなとぼんやり感じていたのは、住んでいた場所が田舎で、自然豊かだったからだと思います。

田舎の風景

家には畑があって、裏には竹やぶがあって。
ちょっと歩けば、田んぼや森、川もありました。

私は、そんな自然のなかで、友達と秘密基地を作ったり、ごっこ遊びをしたりして過ごしました。
ひとりでも大体は外にいて、虫を捕まえたり、花を摘んだり、体を動かして遊んでいたのでした。

第三の母がいるとしたら、住んでいた田舎の自然、裏の竹やぶや畑や庭、虫や植物だと思います。

子どもは人間の間で育てるだけじゃなくて、自然に全肯定してもらえるような経験も大事じゃないかなーと。

田舎の夕焼け

祖父母の家に帰ると、ほっとするのは、単に家族がいるからだけじゃなく
そういう森や土、空気、全部が「おかえり」って言ってくれているような感覚があるから。
家に続いていく、裏の竹やぶのなかを歩いているだけで、妙な安心感があるのです。
(昼間も薄暗くて、ちょっと怖そうな場所なんですけどね)

初心者ガーデニング

娘にもそういう感覚を、少しでも体験してもらえたらなと、おうちを建てるときの希望条件は「なるべく田舎」でした。
去年は庭にガーデニング用のスペースを作ったりして、少しずつ敷地内の緑化率を上げているところ。

人間を守ってくれるのは、安心してそこに居られる人間関係と環境、両方だから
私は、子どもの頃に私を守ってくれた存在を再現したくて
自然豊かな場所に家族が住み/働ける場所を作りたかったんだなあと、振り返ってしみじみ感じました。

無意識というか、あまり理由を考えずに行動してきた結果にしては、割と筋が通っていたなあと面白く感じます^^