春休みに入って3週目〜新学期に入った【 3月30日(月)〜4月12日(日)】の記録です。
「春休みなのだから、子どもは遊んでていいのだ!」
と自分のなかで吹っ切れたので、ずっと子どもが家にいる状態でも、おうち先生としてのプレッシャーから解放されました。
同時に、この頃は仕事が少し落ち着き「コロナウイルスの影響で困っている方向けに何かできないか」ということに対して、具体的に準備を進めていく時間になりました。
3/30(月)志村けんさん亡くなる
日に日に1日の感染者数が増えていくなか、入ってきたニュース。
子どもの頃からテレビで見てきた人の出来事だから、尚更ショックで。
昔、フジテレビでドリフの特番をたまにやってたと思うのですが、それが目から涙が出るほど笑えて。
沢山たくさん、笑わせてもらった思い出を遡ることになりました。
3/31(火)富士宮市で初の感染者
私の住んでいる静岡県富士宮市で初の感染者が出たことが報じられました。
大げさですが、これがまた、頭をガツンと殴られたような衝撃で。
自分の住んでいる場所、そのエリア内で感染する人が現れたことで、それまで自分がコロナウイルスのことをどこか他人事だと感じていたことを初めて認識。
「私はその人と、どこかですれ違っているかもしれない」
「私はその人と、同じ場所にいたかもしれない」
「私は知らないうちに、コロナウイルスに感染しているのかもしれない」
ひたひたと足元が冷えてくるような怖さで、Twitterで試しに情報収集してみると、これまた驚く程の情報が飛び交っていて。
「感染した人は、◯◯へ行っていたらしい」
「感染した人は、◯◯に住んでいるらしい」
あとあと思い返すと、そのほとんどが信憑性がなく、デマだったと思われるのですが
その当時の私は、自分や家族が感染者と接しているかどうか確認したい一心で、それらの情報と触れ続けました。
4/2(木)には非常事態宣言が出るという謎の情報も出て来て、かなり混乱していた頃でした。
おやつを作る機会が増え、ゼラチンおやつにハマっております。
4/4(土)東京で1日の感染者数100人超え
こんな状況なので、学校は始まらないだろう。
始まったとしても、3密を避けるために「分散登校」などの対策は取られるだろう。
そんなことを甘く考えていたのですが、緊急事態宣言もなかなか出ることはなく…
東京で1日の感染者数が、初めて100人を超えたというニュース。
それも感染経路不明の方が増えていると。
小学校からは、予定通り来週から新学期が始まりますと一斉メール。
対策としては、通常の感染症とほぼ同じ。朝の検温にマスク、手洗いうがい。
+換気に気をつけるっていっても、先生はただでさえ授業しなくちゃいけないのに、その上定期的な換気を行う??
教室のなかで児童が一定数以上いれば、ソーシャルディスタンスといわれる2mなんて離れられないし…
通常の感染症対策で、本当に防げるんだろうか…
あまりに不安で頭のなかがぐるぐるしてきたので、いてもたってもいられず、富士宮市と市長宛に保護者としての不安をメールしてみたり。
静岡県内では高校生が休校のための署名活動を行っていて、保護者/大人の立場として、子どもにこんな不安な気持ちのまま登校させる状態にしてしまったことを、かなり後悔しました。
▼こちらがChange orgの「静岡県学校休校要請」のページ(最終的には約5,500人の賛同がありました)
http://chng.it/XrRV7gMgCx
4/6(月)新学期スタート
子どもを登校させるかどうか、散々悩んだのですが
「比較的短時間で下校すること」「新学期のスタートでクラス替えもあること」から、始業式がある初日だけ登校することにして、翌日以降は自主休校させることにしました。
それでも気持ちは清々しいとは全く逆の状態で。
▼これは4/6(月)のFacebook投稿。
今、絶望感でいっぱいです。
私の行動が遅かった。
何でうやむやのまま行政の動向をギリギリまで待ってしまったのか。
富士宮市は今日(4/6)から始業式です。
休校処置は取られませんでした。
静岡県東部の他のエリアは次々と休校延長が決まりました。
感染者0でも、スピーディに対応していくその姿勢に、市民と子どもをしっかり守ろうとしているんだなと感じました。
なのに富士宮市。
感染者も出ているし、観光地として休日は県外ナンバーの車がかなり入って来ているようです。
感染が拡大しているエリアに仕事で通われている方も多くいらっしゃいます。
なのに富士宮市では休校延期もなく、学校から届いた対応方法はどう考えても、3密条件を防ぎきれない。
現場の先生方、市の担当の方は、現状での対応としては最善を尽くしてくださってるのでしょうが、分母として子どもの登校数を分散させるなどの工夫をしない限り、感染リスクは高いままでは。
保護者として、子どもの命が何より大事です。
私は明日から娘を休校させることにしました。
他の方にもそうしろというつもりはありません。
私のできる範囲で子どもを守ろうとした上での決断です。
だけど、新学期が始まりクラス替えをしたこのタイミングで、私の娘が休むことで生じる不利益は、どうなってしまうんでしょうか。
友だちとよーいドンで一緒に関係性を育むことができないことは。学習の遅れは。これがきっかけで娘がクラスで浮いてしまったら、それも私の責任。
命を大事にしたいだけなのに、私のせいで娘を苦しめることになってしまったらどうしよう。
かといって、学校に行かせて娘に何かあったら、私はこの先一生後悔することになります。
一度決めたことなのに、押しつぶされそうです。
何でウイルス対策をしっかりしてくれないんですか?
どうして休校にしてくれないんですか?
どうしてどうしてどうしてと
体のなかからひどい言葉しか出てきません。
入学・進級で華やかな季節に、辛くてたまりません。
登校も休校も、どっちを選んでも違う苦しさだったとは思うのですが、とりあえず命の安全を守れたことの安心感はありました。
4/7(火)緊急事態宣言が発令される
安倍首相から緊急事態宣言が発令されたものの、静岡県も富士宮市も休校判断出ないまま。
私は娘の休校期間中の課題を受け取りに学校へ行きましたが、学校はパラレルワールドのように平和で、コロナウイルスって存在してなかったのかもしや?? と少しクラクラ。
昨年植えたチューリップも咲いてきました。
4/8(水)富士宮市で休校延長
富士宮市では【4/11〜5/6】までの休校が、ここにきて決定。
娘をひとりだけ休ませることに不安があったので、そういう意味では少しホッとしました。
お隣の富士市でも初の感染者1名。
富士・富士宮は、県内でも休校が決まるのが遅かったのですが、ドドッと休校が決定。
個人的には「子ども達を守るために絶対休校!」という訳ではなく、【分散登校】【室内消毒】など、しっかり感染対策が取られた上で学校へ行けるなら、それがいいのかなと思っています。
単に学びの時間だけでなく、子ども同士の時間ももちろん大事だから。
だけど感染対策すればするほど、現場の先生方の負担がかなり増えるんだろうなと想像すると、オンライン授業が安心ではあるのかなあと。
こちらもまだ各家庭で導入できる状況か確認段階でしょうし、実際にどうやって進めていくかも最初は探り探りだと思うので、すぐにスタート!ということも難しそう。
それでもコロナウイルスの影響がどこまで続くかは分からないから、できることは進めていって欲しいなあと思います。
てんやわんやでとにかく疲れた
という訳で【 小学校が始まる?そして休校になる?】というあたりでかなり精神的に消耗してしまった【 3月30日(月)〜4月12日(日)】の2週間でした。
気持ちの波が恐ろしく上下したので、大分疲れました…
子育てをしていると、割と責任重大な決断の場に出くわすのですが(子どもがそれこそ小さくて、病気にかかると救急行く?様子をみる?など命に関わりかねないような選択も結構ある)
その都度、こっちが大きく削れているような感覚があって、今回も気持ち的に落ち着くまで少々時間がかかりました。
コロナウイルスなんて、朝起きたら夢オチだった〜
みたいなことも以前は期待してたけど(してたんかい)
もう、しばらくは「この世界が普通」だと思って生活しないと、持たないな。という心境です。
それでも電気・ガス・水道は普段通り使えるし、物流も止まることはないし、災害のような生活の基盤自体が揺らぐような事態ではない分、まだ状況としては恵まれている今。
ココロと体の安全地帯で、今できることを淡々とやっていきたいなと思います。