月に1冊以上本を読もう2023:11月は「習慣化ってどうやってしたらいいんだい!?」の答えがようやく

2023年11月の読書記録イラスト

自分の中のテーマに近づいていく体験

去年は本を月に1冊も読んでいないという事実に気づき
「せめて1ヶ月に1冊以上は読みたい!」
と、自分のモチベーションを保つために始めた、2023年の読書記録。11月のまとめです。

本との出会いは数珠繋ぎのようで、今の自分が知りたいこと・追求していきたいことの答えにどんどん近づいていくような体験ができました。
それは今年初めに描いたウイッシュリストとも連動しているので、1年の目標が達成していく充足感も同時に感じられることに。

1冊目:なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること

1冊目はチームドラゴン桜「なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること(東洋経済新報社) 」です。

「なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること/チームドラゴン桜 著」の読書記録

ドラゴン桜のXが面白くて、よく拝見している私。子どもの勉強方法のヒントになればとチームドラゴン桜を頼ってみました。

まずは勉強の「得意↔︎苦手」「好き↔︎嫌い」で自分を知るマトリックス作りから。

それからマトリックスのエリア毎に勉強方法が異なるので、その内容と説明。

  1. 好き×苦手 … 目的から目標へ落とし込む
  2. 嫌い×苦手 … 習慣化する
  3. 嫌い×得意 … 時間は最小限、効果は最大に

そして、勉強の土台となる「地頭をよくする」方法にも触れているのですが、個人的に「自分の意見を伝えるための作文能力」については、普段の自分の発信にも役立つ内容で一番心に残りました。

本全体の構成が明確なことや、文章だけでなく、具体的な例として漫画「ドラゴン桜」が引用されているので、頭にスッと入りやすい内容です。
ただ、これを読んでみんながみんな実践に落とし込めるかというと、いわゆる地頭がいい人じゃないと難しいのではないかという印象。うーん… そういう人は「ドラゴン桜」読んだ方がいいのかも?

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「なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること」チームドラゴン桜 著

2冊目:小さな習慣

2冊目はスティーヴン・ガイズさん「小さな習慣 (ダイヤモンド社) 」です。

スティーヴン・ガイズさんの「小さな習慣」の感想

日々継続したい目標があるけど、仕事をして家事をして1日の最後にはヘトヘトでなかなかそれができない…
という状態が続いてまして、どうやったら毎日コツコツできるようになるのかなあと思っていたところに、
この本の帯「筋トレも読書もダイエットも! ウソみたいに続けられる!」に惹かれ読みました!笑

こういうのってどうせ出来ないでしょ? と眉唾で信じない方なんですが、この本はマジで、実行できます!!
まず大切なのは「習慣をばかばかしいほど小さなステップにする」こと。
著者のスティーヴン・ガイズさんの実体験を元に具体的な例(例えば「1日に1回腕立て伏せをする」といったような)が挙げられているので、イメージしやすく理解をかなり助けてくれます。

また、習慣化させるために脳の中(司令塔=前頭前野と、繰り返しの機能=大脳基底核)で起こっている事象や、習慣が定着するまでのつまづきポイントにも触れられていて、むしろこれで習慣化しなかったら逆にすごいという位、丁寧な案内が続きます。

この本のおかげで、私もようやくひとつの習慣が定着しつつあるので、このまま続けられるよう、ちびちび読み直そうと思います。

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「小さな習慣」スティーヴン・ガイズ 著

3冊目:ぶれない心をつくる ポケット空海 道を照らす言葉

3冊目は名取 芳彦さん監修の「ぶれない心をつくる ポケット空海 道を照らす言葉(河出書房新社) 」です。

名取芳彦さん監修の「ぶれない心をつくる ポケット空海 道を照らす言葉」の感想

以前「眠れないほど面白い空海の生涯」を読み、空海の人生について触れることができたので、今度は空海が何を考え、語っていたのか具体的に知りたくて。

▼こちらの「眠れないほど面白い空海の生涯」

この本は「振り回されない心を育てる言葉」「悩みや不安を打ち消す言葉」「前向きに生きる勇気が湧く言葉」の3章に分かれ、空海の言葉を著作から引用し、それに対する解説で構成されています。
お悩み相談室っぽい雰囲気の一冊で、とても読みやすい。

仏教の中でも特に「密教」は、全ての事象を全肯定する考え方で、煩悩すら否定しない。
一見、嫌なこと・苦しいことに思えることも、心の持ち方次第で宝になるなんて、人間の悩みはいつの時代も変わらないのか、最近の自己啓発書は空海を追っかけてきたの? とも感じるような内容。
空海は漢文や詩の才能があったとのことで、引用されている著作原文がまた詩のようでとても美しいんです。
元の著作にも触れたくなりました。

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「ぶれない心をつくる ポケット空海 道を照らす言葉」名取 芳彦 監修

今月のまとめ

10月に引き続き、子どもの勉強方法について本を読んでいると『割と簡単に習慣化っていうけど「習慣として継続すること」が何より難しいんだけどな~』と感じることしばしば。
大人になった自分にとっても、習慣化が一番難しいと感じていたところ「小さな習慣」はメチャクチャタイムリーで、しかもこれでできなかったらもう無理じゃない?という位の丁寧な内容だったので、すんごい良かったです!

空海さんの本も間を空けて読むと、新たな気づきがありそうで、繰り返し大切に読み直したくなる1冊。
11月に来て、大分ブーストかかってる感じの読書記録になりました。

今月も徒然とした読書記録を読んでいただきありがとうございました!
12月分は来年の更新になりそうですが、とりあえず年内に先月分までアップできてひと安心です。

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