月に1冊以上本を読もう2023:2月は貴金属とセカンドキャリア

2023年2月に読んだ本イラスト

読書習慣は供給不足の解消から

去年は本を月に1冊も読んでいないという事実に気づき
「せめて1ヶ月に1冊以上は読みたい!」
と、自分のモチベーションを保つために始めた、2023年の読書記録。2月のまとめです。

「読書を習慣づける」ということは今のところさほど難しくなく、「読んでない本を常時用意しておく」ことが大事なのではないかと気づき、供給を絶やさぬことを心がけました。
本屋さんに行く回数も増え「次はこの本を読んでみようかな〜」と目星を付けるのも楽しくなりました。

1冊目:わたしのジュエリー365日

1冊目はpepperさん「わたしのジュエリー365日 (CCCメディアハウス) 」

ジュエリーという響きに縁遠い人生を歩んできましたので、こちらの本の感想を書く前に「そういえばジュエリーってなんじゃろ?」と調べることからスタートする私。
宝石単独だとジュエリーとは呼ばないか、 アクセサリーになったらジュエリー? しかし時計もジュエリーって呼ぶような?

ネットで調べた範囲では「希少性の高い、貴金属(ゴールド・シルバー・プラチナ等)・天然の宝石を素材として用いた装身具」のこと。
貴金属も純度が高いものを使用してはじめてジュエリーと呼べるそうで、そりゃ自然とお値段がお高くなりますよね。

さて、ジュエリーに興味がなかった私ですが、地学の授業で勉強したような【鉱物としての宝石】は大好きなので、インスタなどで「石キラキラして綺麗ねえ〜」と指輪などのアクセサリーも眺めたりしておりました。
ある日、稲妻のように走る衝撃!あまりに透明度の高い「色石リング」の画像を発見しまして、その投稿主がこの本の筆者pepperさんでした。

色石リングの他にも、ハイブランドのジュエリーを普段の生活でサラリと纏う投稿の数々…
ブルブル震えながら投稿を拝見していると、おや?文章が?ダジャレ混じりでユーモアに溢れている…だと?

子育て中+アラフォー世代のpepperさん。
同じ時代を生き抜いてきたんだなあという親近感覚えるポストの数々に、思わずフォロー&本購入。

他人に見せることよりも、まずは自分を満足させるため。
日常的に使えるものかどうか。寄る年波に抗うんじゃなく、歳を重ねていくからこそ似合うものを選んでいく。
あくまで自然体で、自分軸でジュエリーを選んでらっしゃるんだ、ということが伝わってきて、そんな価値観を感じられるのも心地よい1冊でした。

わたしのジュエリー365日

2冊目:未来の働き方を考えよう 人生はニ回、生きられる

2冊目はちきりんさん「未来の働き方を考えよう 人生はニ回、生きられる (文春文庫)  」です。

インスタでフォローしている方が、オススメされているのを見て選びました。
(最近はインスタでの本発見率も高いです)

2013年の単行本発行から10年経っている本ですが、あまり古さを感じさせず、むしろ答え合わせみたいに時代が流れていっていることにびっくりします。(もちろん「まだそんなでもないかな」っていう予想も書かれていますが)
ミニマリストなんかは、近年は認知度が上がっていますもんね。

『新卒で入った会社に定年までずっと勤める → 定年後はゆっくり第二の人生』

そんな昭和では当たり前だったライフプランも、コロナ禍や長引く不況下では、希少な道筋になってきました。
年金の受け取り年齢もどんどん引き上げられているし、先の情勢は不透明だしで、定年後も働くことの方がますます普通になっていきそうな現在。

この本でちきりんさんは、40代から2つ目のキャリアをスタートさせてみては?という提案がされていますが、
2023年時点では、30代からでもいいし、2つ目と言わず3つ目を視野に入れてもいいんじゃないかという気すらしてきます。

この本の中で、何より心に響いたのは「他人を介在させない、自分だけの価値観を大事にして欲しい」というメッセージでした。

未来の働き方を考えよう:表紙

今月のまとめ

今月読んだ2冊は、ジュエリーと働き方という、全く関わりのなさそうなテーマでしたが
その実どちらも「自分の価値観を大事にね!」という想いが込められているように感じました。
自分と同じく、働き盛りの女性が筆者のせいか、他者を否定することもなく、自分が幸せになるにはどうすればいいかを自分軸で淡々と考え、行動し続けている姿は説得力があります。

ちなみに、こちらの2冊は同時並行で読み進めました。
本を数冊用意しておいて、そのときの気分に応じて読むのが、習慣づけとして良さそうと感じているところ。
他にも読み切れなかった本がありましたので、それは3月以降の本として、またご紹介しようと思います。