読書巡礼の旅:いとうせいこう「自己流園芸ベランダ派」

自己流園芸ベランダ派

夏休みに入りましたねー

「夏といえば読書!」
という私勝手なイメージで
「春夏秋冬」夏号冊子の特集はああなってしまった訳なのですが

【春夏秋冬】夏号の発送が終わりました

自分の人生を振り返るような体験をさせてもらって
なかなかよかったなーと思っています。

読書歴を振り返るなかで
私は「好きな作家さんの本を延々と読み続ける」ということはあまりなくて
「そのときハマった作家さんの本を短期間で集中的に読んで、その後はパッタリと読まない」
というパターンがほとんどだと気づきました。

漫画だと、完結するまでに時間がかかるので、割と長いお付き合いになるのですが
小説やエッセイといった活字系だと、短期間のお付き合いになりがち。

冊子でもご紹介した、いとうせいこうさんも学生時代にがーっとハマって
社会人になって数年は読んでいたのですが、
「ボタニカル・ライフ」あたりを最後に、そういえば読まなくなってしまったなあと。

当時「ボタニカル・ライフ」をゲラゲラ笑いながら読んでいた記憶だけで、今回の冊子の紹介文を書いたのですが、
何だかもうちょっとしっかり思い出したくなってみたというか
そのときの読書感を追体験してみるべく、続編ともいえる「自己流園芸ベランダ派」を読むことにしました。

自己流園芸ベランダ派

…せいこうさんて、こんな人だったのか…

まあ、結婚もしてなかった時代の青臭い私が見ていたときの「いとうせいこうさん」と
結婚して子育てもしてそれなりの経験をしてみた私が見る「いとうせいこうさん」では
そりゃイメージも変わってくる訳ですよ。

「何だか面白い年上のおじさん」だった印象が、
私の人生の道のりが少し進んだおかげで、せいこうさんのこだわりの種類や質について、やっと理解できるようになったというか。

もちろん笑いながら読む訳ですけどね。

前は「何となく」好きだったけど、ちゃんと自分と嗜好が似てる人だったんだと、あらためて分かったような。

読書の何が好きって、こういう自分の経験値によって、もう一回読んだときの印象が変わること。
スルメみたいに何回も読み直す本も、何冊かあるんですが、何回読んでも違った楽しみ方ができる。

昔好きだった、他の作家さんの本も読みたくなってきましたよ。

さてさて、そんな感じで人生を振り返るような読書歴がモロばれの
「わかばが選ぶ:そばにいてくれた本100冊」

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