2019年4月3日(水)〜5日(金)の三日間
東京ビッグサイトで開催された「クリエイターEXPO」に絵本ブースで初出展しました。
おかげさまで無事終了しましたよ〜〜〜!!
今後のために、出展の感想を記録しておこうと思います。
前日搬入もできたのですが、私は当日朝に会場入り。
当日は8時〜搬入開始▶10時スタートなので、2時間使ってブース準備をしようと乗り込みましたが
ちょっと遅れて8時半頃到着。
眠い。前日も準備してたからメッチャ眠い。
クリエイターEXPOは「コンテンツ東京2019」と呼ばれる大きなイベントのなかのひとつ。
「ライセンシングジャパン」や「コンテンツマーケティングEXPO」といった企業ブース盛り沢山のイベントのなかで、個人が出展するクリエポはちょっと異質な感じがしました。
ホール中央にどすん!と鎮座する大きな会場図パネルが印象的。
これで「次回出展申込状況」が一目で分かるようになっているのです。
ブースの壁面展示!大事!
さて、自分のブースにやってきましたが、主にするのはブース背面の壁面展示。
一番上に「ブースNo:ブース名」のパネルが用意されていて、その下は自由に展示できます。
でもって展示後。
(これは2日目の展示。初日の反省を踏まえてちょっと変えました)
こうして写真で見ると、割とこじんまりして見えるのですが、かけているタペストリーはA0サイズ(横84.1cm×縦118.9cm)なので、実際は想像以上に広い!
後ろのボードの高さは258cmなので、タペストリーをひっかけるためのS字フックを付けるのに、ちびっこの私は机に乗っても届かず、脚立が必要でした…
(脚立は事務局で貸し出してくれます)
机の上にも作品ファイルや絵本のサンプルを置きましたが、ほとんどの来場者は壁面メインで見ているので、ここで目を引くという感じではなく。
壁の展示を見て「あ、いいな」と思ってもらえてやっと、ブース前で来場者さんの足が止まる感じ。
机の上までゆっくり見てもらえるのはその後。
壁面のなかでもブース名の下あたりが一番目立つので、その周辺にキャッチコピーやキーワードといった「目を引くための情報」を配置する出展者さんが多かったです。
1日目、壁面用に私が準備してきたのは、この3つ。
- タペストリー(A0サイズ)…1枚
- 星形切り抜きPOP…2枚
- キーワード出力(A3サイズ)…1枚
が! 初日で気づいたのは
イラストのバリエーションを増やさないと、空いてるスペースがもったいない!
通路と壁までの距離が意外と遠い(170cm)ので、小さい展示はほとんど見えない!
ということでした。
なので、持ってきたイラスト原画や、USBに入れておいたデータを出力して展示を追加しました。
しかし、壁が広すぎてA3サイズの紙を貼っても、そんなに目立たないという…泣
まあ、やらないよりはいいと信じて工夫してみました。
実際の人の流れはどうなのか
先人達のブログなどで「チラシ1,000枚刷ったけど足りなかった!」「うちは300部で充分だった」と、チラシの配付枚数にばらつきがあることは感じていたのですが
ブースの位置によって、随分人の流れが違うなあ。というのが現地での印象。
私は絵本ゾーンだったのですが、これまたちょっと特殊で。
ゲームゾーンが入口側手前にあったり、島の向こうはデザイナーゾーンだったりと、何種類かのゾーンが入り組んでいたんですね。
色んな方が通ってくれるからいいかも♪
と、開催前は楽観的に構えていたのですが、逆に何のゾーンかわかりにくいので入りずらく、人の流れが極端に少なかったように思います。
一方イラストレーターゾーンはかなり盛況だったようで、こちらの一本奥の絵本ゾーン(こっちはまっすぐ絵本ゾーンが並んでいた通り)も比較的人が多かったような。
そう、初日で気づきました。
ブース位置、あかんやん!笑(あっちゃー)
それでも1日目、2日目と少しずつ人の流れが増えてきて、3日目が一番忙しかったです。
ポートフォリオも2日間はあまり配れなかったので、最終日にここぞとばかりに配りました。
だってせっかく作ったんだもんねえ…
どんな方が来場されるのか
私のブースに立ち寄られた方の業種としては【出版・メディア】の方が一番多かったかな?
あとは、ゲーム会社や住宅メーカーなど、業種はまちまち。
今回は〈即、お仕事受注!〉ということはありませんでした。
が、こればっかりは、長い目で見ないと成果が分かりにくいかなと…
個人的には、絵本につながるお仕事ができたらなあと出展したので、子ども向け書籍の出版の方と繋がれたのは本当にうれしかったです(*^-^)
がんばって作った絵本も見てもらえたし。ヒーヒー言いながらも作った甲斐がありました。
ブースに立ち寄ってくださった方は、関東だけでなく、東北、中国地方からもいらっしゃってました。
周りを見回すと海外の方もチラホラ。
「クリエイターさんと直接商談できるイベントはここだけだから」
と、来場者さんに教えていただき、あらためてビックリ。
地方から来られた方の方が、丁寧にブースを回ってらっしゃった気がします。
企業さんだけでなく、来年の出展を検討中のクリエイターさんも多く来場されていて、楽しくおしゃべりさせてもらいました♪
出展してよかったのかどうか
まとめに入るのですが、クリエイターEXPOに出展してよかったのか、どうか。
私個人としては「よかった」かな。
目に見える成果としては、まだ判断できないのですが
自分の経験値が上がるという意味では、修業の場としてすごくよかったなと!
普段、打ち合わせ以外では、ぼっちでPC前にいることが多いし
デザインしても、その反応をダイレクトに感じられる場が少ないんですよね。
それが目の前で「このブースに興味がある/ない」がジャッジされる訳で。
人間本当に0.1秒前後の一瞬で、しっかり好き嫌いを判断しているんだなって実感できました。
万人受けする必要は全くなくて「振り向いて欲しい人だけに足を止めてもらえば成功」なので、ブースに一瞬でも目を留めてくださった方に積極的にお声かけしました。
(興味ないと本当にスルー(;^_^A 通り道っぽく足早な人も多かった)
直接、私の作風への感想がいただけるし、どういうシーンで使ってみたいかというご意見も伺えるし。
特に企業さんからの声というのは、一度に複数集められることはほぼないので貴重だなあと。
こちらとしては「どんな層にニーズがあるのか」これが分かるだけでも立派な成果だと思います。
あと、出展者さん同士で心地良く過ごせたことが、個人的にメッチャうれしかったです。
ご近所のブースの方が気さくで親切で…
この話題でもう一本記事書きたい位なので、控えめにしますが
わざわざこのイベントを選んで出展している同業の方々とは共通の話題・悩みが多く、お話しているだけでも勉強&刺激になる!
来場者さんへのお声かけの仕方や、ブース展示なんかも、3日間を通して自然と拝見することになるので、とても参考になりました。
ブース配置としては、あまり条件はよくなかったと思うのですが、皆さんそのなかでもPR力が高くて、それぞれの方法でしっかり商談のチャンスをゲットしてました。すごい…!
3日間という時間を共有することで、他のクリエイターさんの姿勢から学ぶことは多かったです。
さて、来年はどうしよう?
成果が見えにくいことは分かっていたので、参加前から、来年の出展は当面ないかなと考えていました。
この一年でゆっくり検証できればいいかなーって。費用も時間もなかなかに費やすことになりますし。
開催期間中に次回の申し込みができるのですが、特典として
- 好きなブース位置を指定できる
- 早割価格で申し込める(これは4/26まで)
以上の2つが用意されています。
ブース位置の大事さを痛感した身としては、場所を自分で選べるのは、本当にありがたいシステム。
受付エリアでは、運営事務局の方が場所のアドバイスもしてくださるので、それも助かる。
3日間のうちに、予約済のシールがどんどん貼られていくのを見て、申し込まないぞーと思ってた私も何だか焦りました(;^_^A
イラストレーターゾーンは大人気のようで、ほぼ埋まってしまった模様。
未だに申し込もうかどうか、ちょっと後ろ髪を引かれる想いもあるのですが、来年は一般来場して早めにブース確保するのがいいかなあって考えています。
もちろん商談会ですから、お仕事ゲットしてナンボ。の世界なんだと思います。
でも私にとっては、何だかそれ以上に
人との出会いや、自分の実力などを知るチャンスとして、魅力的なイベントでした。
孫○空が天下一武道会に出るときのワクワク感に似ているというか。
そりゃね、あれも優勝するのが目的だと思うんですけど
それ以上に、面白い人に出会える場所であったり
自分のレベルを再認識して、さらに強くなっていくためのステップアップの場であることが、面白いんじゃないかなあ。
私は、いっぱい面白い人・魅力的な人に会えて、自分の力を再確認できてしみじみと満足でした!
これからはやっぱり、やりたいことを突き詰めてやっていきたい!
自分を偽ったり裏切ったりしないで、素直に子どもみたいに進んでいきたいです。
出会ってくださった皆さまと、応援して下さった方々、本当にありがとうございました(*^-^)