「いつものバイバイが魔法に変わる」wakaba絵本原画展
9/20(金)、21(土)、22(日)の三日間の会期が無事終了しまして
ご来場&応援くださった方々、誠にありがとうございました!
あれから早くも2週間ちょい経過しているのですが、会期後、デザインの仕事がタイミングよく集中したため、振り返る間もなく一気に時が過ぎておりました(^^;;
でもやっぱり、今年一番の挑戦だったと思うので、1度しっかり記録しておきたいと思います。
富士市のモクリエギャラリーさんにて開催させていただいた今回の個展。
会期3日間のうち、1日目&2日目は入口付近に絵を展示。
絵本「はなちゃんとバイバイのまほう」の全ページの原画を、表紙から順番に配置して、見ている方に物語を追ってもらえるような流れにしました。
最終日の「生演奏付き読み聞かせ会+トークショー」開催に合わせて、展示も室内にお引越し。
座布団でリラックスして読み聞かせを楽しんでいただきながら、原画を同時に見れるようにしました。
(実際、絵を見ながら聞いてくださった方の姿も)
読み聞かせを担当してくださったMother Saltさんと、ピアノを生演奏してくださったLisa Oharaさん。
お二人のコラボを目にすることができ、私自身、感無量で。
リハーサルの時点で何だか鼻水ズビズビ。
▼こちらがその動画になります。
そして、私、wakabaを含めた3人でトークショー。
私がこの絵本を描くことになった経緯。物語のベースになった体験。
Lisaさんから、今回の作曲の感想を伺ったり、人それぞれフレーズへの印象が違うことを実際に弾き比べで体感させてもらう一コマも。
Saltさんには、子育てする人がわが子にかける魔法、そしてそれが呪いにもなりうるというところまで、作品を深掘りしていただきました。
「生演奏付き読み聞かせ+トークショー」は2回開催。
どちらもそれぞれ内容が微妙に違って、そんなライブ感も面白く感じました。
時間帯によっては、来場下さった方とのんびりお茶タイム。
木のぬくもりで、思わずホッとリラックスしてしまうモクリエギャラリーさんの空間。
顔なじみの方も、初めましての方同士でも、ゆっくりお話楽しんでいただけたみたいでよかったです。
今回の個展、開催前は「誰も見に来てくれなかったらどうしよう!?」と、不安とストレスでいっぱいでした。
胃はキリキリするし、準備と仕事の同時並行もなかなかに大変で。
個展、というか、私にとっては作品の展示も初めての経験。
やったこともないのに、よく挑戦する気になったなあ。
蓋を開けてみれば
出産後、娘を育児中にお世話になった人
仕事で独立してから、ご縁のあった人
今まで私の発信を見ていてくださった人
そして、応援くださった方の発信で来てくださった人
色んな方にお越しいただいて。
沢山の方に助けていただきながら、ここまで来れたんだなあとしみじみ実感することになりました。
産まれて数ヶ月の赤ちゃんや、そして何人かの「はなちゃん」にも来てもらえて。
(新聞に取り上げていただいたので、お子さんの名前が同じだ!と足を運んで下さったそう)
ほやほや、ふにふにの赤ちゃんと、大切そうにその子を抱っこしているお母さん・お父さんの姿を目の前に、これから絵本のように、バタバタしつつもあたたかな朝を過ごして行くことになるのかな、なんて思うと
僭越ながら「はなちゃんとバイバイのまほう」という作品が、お守りになってくれたらいいなと感じました。
こちらのデザインスピカ・オンラインショップで通信販売中です。
また会場だったモクリエギャラリーさんでも委託販売していただいていますので、よかったらこちらもご利用ください(*^-^)
絵本を作る夢、個展を開催する夢。
色んな方の力を借りながら
おかげさまで、2019年は長年の夢を叶えることができました。
思えば、絵を描くのも、物語を考えるのも、小さい頃から私にとっては自然なことで。
毎日のように白い紙を空想で埋めながら過ごしていたのに、大人になってからは「役に立たないこと」として封印してきました。
明日、地球が滅びちゃうとしたら
何が後悔するって、このまま物語を紡がずに終わってしまうことだなって、数年前から薄々と感じていて。
役に立とうが立つまいが、やりたいことをやってみる。
それを実行する自分の姿から、誰かに何か伝わるものがあればいいなと思っています。
これからも少しずつ、心の底からしたいことを叶えていきたいな。