この前、割と筋腫のことに関して、そんなに固執しなくなった。
みたいなことを書いて、さっぱり終わった感じの投稿をしちゃったんですが
↓これ
https://designspica.info/2017/09/summervacation/
でも何か、術前は色々悩んだし、そのことについて書いたし
読んでた方からすると、気にもなるか… とも思ったので
自分のなかでの整理の意味も含めて、少し書きますね。
手術前の悩みは
「子宮取るか取らないか」
ということが一番大きかったです。
40過ぎてるせいか、最初に受診した婦人科の先生は
「出産しないなら、もう取っちゃいなよ」
みたいな感じだったのですね。
(その後転院したところや、手術してくれたところの先生は、私自身の意志を尊重して、しっかり意見を聞いてくれる人だった)
それがまあ、すごいショックで。
産むだけのために子宮あるんちゃうわ!
勝手に人の臓器の運命軽くせんといてくれ!
と、エセの関西弁になりそうな感じで
無性に腹立たしかったし、同時に悲しかった。
別に子宮に限らずね
胃でも腸でも手でも足でも思考でも主義でも時間でも
私は人に勝手に気安く自分をどうこうされたり言われるのが大嫌いです。
(逆に意志や体や時間を尊重してもらえることは大好きなので
私も周りの人にはそうしたいと思って行動しているつもり)
自分のことは自分で決めたい。
というのが、私の根本欲求なんだなあと、こういうことがある度痛感します。
で、色んな人に相談に乗ってもらったり、
本やらウェブやらで情報収集して出した結論が
「私、お腹切りたくない」
でした。
…うん。子宮はあんまり…気にしてなくて、お腹切るのやだなーって、思いました。
夜な夜なチェーンソーでお腹切られる夢を見たり
すでに採血などの検査で手にブスブス穴を空けられていたので
もう針をみるだけで怖くなっちゃって、刺しゅうができなくなったり
(実はまだできない)
たぶん、術後の傷跡とか見たら、その度に気持ち悪くなるなーって。
そしたら、お腹切らなくても手術できるかもしれないと分かって。
(私は筋腫が子宮の内側に向かって大きくなる「粘膜下筋腫」で
他にも条件が揃ったので、子宮鏡下手術が受けられました)
たまたま割と空いてた入院中
子宮鏡下手術なら、経膣式で筋腫のみ取ることができる。体に穴が空かない。
入院期間も短く済むので、留守中に娘が寂しがるのを考えても
体と時間に負荷のかかりにくいこの手術がいいなあと、選びました。
(楽そうな選択に見えるけど、もちろんリスクも承知の上
何か起これば開腹になることも納得して臨みました)
うーん、子宮はあんまり気にしてないって書いたけど、嘘かなあ。
嘘か。ちょっとした未練が私のなかで何かあるなって感じて
子宮とはもうちょっと連れ添いたいなと思ったのでした。
という訳で、私は「子宮温存、筋腫のみ取る」という形にしました。
(この決定は私自身の気持ちに添ったものなので
他の人は他の人で、全然違う選択になると思います。
大体こんなの「自分がどうしたいか」に尽きるもんね。
何と全然知らない人から、筋腫のことで相談されたけど
正直「あなたのことなんだからあなたしか分かんないじゃん、あなたが決めなよ」
って思った)←冷たい!けどホントのことだ
手術前に履いた血栓防止用のソックス
術後、はじめての生理も来たんですが
まあ軽いこと軽いこと!!笑
痛くない多くない気持ち悪くない!!(まだあるけど省略)
こんな生理だったら、余裕で普通の生活できるわと愕然としました。
術後の検診もおかげさまで無事終わりまして、先生から「卒業だね〜♪」と言ってもらえて、楽しくバイバイ。
うん、何かを卒業したなあ。
気持ち的にも不思議な変化があったのですが、まあそれはまた気が向いたときに。